[子供をむし歯から守るために]
むし歯の原因菌(ミュータンス菌)は生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはいない事が確認されています。ところが、歯が生える頃から次第に感染者が増加します。そこでむし歯は感染症であると考えられるようになってきたのです。ですからミュータンス菌の量が多いお母さんとお子さんが、同じスプーンを使って食事をしたりするとミュータンス菌に感染しやすくなります。また、お母さんに治していないむし歯があると余計にミュータンス菌が増加しますので、早めに治療をしましょう。
欧州の研究では、お母さんの口の中を綺麗にすることにより、お子さんのむし歯の数が減ったと言う報告もあります。
歯を綺麗にする為には、歯科衛生士など専門家による器械を使った歯の清掃(PMTC)を受け、歯磨きでは取れないむし歯の原因となるデンタル・プラーク(バイオフィルム)を除去しましょう。
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[口腔のミュータンス菌を除菌する新技術3DS]
3DSとは?
Dental Drug Delivery System(デンタル ドラッグ デリバリー システム) の略で、くすりの働きを最大限に発揮するように工夫された投与方法(または投与剤)のことです。
ミュータンス菌の除菌になぜ3DSが必要なのか
むし歯の主要な原因菌であるミュータンス菌は通常のレンサ球菌とは違って、歯だけに付着して増殖するという性質があるため、歯だけにくすりを使用することができれば、常在性のレンサ球菌を損なわずにミュータンス菌だけを選択的に減少させることが期待できます。
しかし、ミュータンス菌はバイオフィルムという細菌膜を歯の上に形成して飲み薬や塗り薬が直接効かない環境を作っており、また、口腔内に投与されたくすりはすぐに唾液により肴釈・除去されてしまいます。そこでこの3DSでは、歯科衛生士による専門的な技術と器具を用いた歯面清掃処理(PMTC:プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)を行って完全にバイオフィルムを除去した後に、歯列にフィットしたトレーを用いてくすりを一定時間歯面のみに塗布いたします。この方法は唾液で希釈されることなく、安全かつ確実に抗菌剤やフッ化物などのくすりを歯牙硬組織のみに輸送・塗布することが可能で、これからのむし歯菌除菌法として期待されています。
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標準的な3DSの方法
1.口腔のミュータンス菌の検査を行い除菌が必要かどうかを確認する。
2.除菌の必要な患者には十分な治療方針の説明を行い同意を得る
3.印象を取り、トレーを作製する
4.PMTCを行い、歯面よりバイオフィルムをはぎ取る。
5.トレーに薬物を入れて、5分間維持し除菌する。
6.1週間後に再度除菌操作を行う。
7.家庭では1日2回(朝・就寝前のブラッシング後)トレーにフッ素含有のジェルを入れて、5分間維持し歯を強くする
検査の結果、ミュータンス菌の量が多いお母さんは、ミュータンス菌の除菌処置も受けるようにしましょう。そして、口腔内のミュータンス菌の量を定期的にチェックして感染のリスク度を知り、子供にむし歯菌がうつらないようにすることが大切です。ミュータンス菌が感染してしまった子供をむし歯から守るには、歯磨きの励行や砂糖類の制限をすることも大切です。
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